技能検定1級 機械・プラント製図の攻略記事を書いていきます。
これから練習を始める方、受検を検討している方の参考になれば幸いです。
なお、私は2DCADで受検しておりますので、手書きの方の参考にはならないかもしれません。予めご了承ください。
受検の目的
会社に言われて受けました。(いやいや・・・
弊社では、昇級の際に技能検定や機械設計技術者試験の取得が必須になっています。
同様の方で、なんとかして次の一発で合格したいという方もいると思います。そんな方に是非最後まで読んでいただきたいです。
勉強時間
実技:60時間
学科:10時間
実技は9月中旬から練習を始めました。ほぼ毎週土曜日、年末年始も休まず練習しました。(一度不合格になった為、次は絶対に受かるんだと意気込んでいました。センスがなかったので、非常に苦労しました。)
勉強方法
2級の時と同様、実技学科とも過去問をひらすら解きましょう。
実技
2級の時と変わらず、模範解答の通りの出来栄えに時間内に仕上げることができればOKです。2級と異なるのは溶接構造になることですね。よく「1級の方が溶接構造なので分かりやすい。2級より形状は簡単」などと言われますが、個人的にはそうは思わなかったです。確かに2級の鋳物より1級の溶接構造の方が実務で慣れ親しんでいますが、溶接も1部材の形状の自由度が高いことから、どこまでが1-1でどこからが1-2かという境目がわかりづらいです。
学科
2級の時と変わらず実技が終わってからで間に合いますが、少し余裕がない気はします。意外と1週間みっちりやった方が気持ち的に安心です。他人の勉強時間に惑わされず、自分の進捗を見極めて、足りない分は時間をかけて対応しましょう。どんな試験にも言えることですね。
時間配分
①問題文で指定のあるボルトサイズ、重要寸法、幾何公差、仕上げ記号を課題図に書き込む
②最低限の色塗り
※作図対象部品を全て塗る必要はありません。わかりづらいところ、作図を忘れてしまいそうな座などだけで十分かと思います。メインの部材は塗るのに時間がかかりますし、忘れることは少ないかと思います。また、色を塗りすぎると線(線種)が見づらくなるデメリットがあります。もちろん、練習の序盤の段階で、形状把握を優先するフェーズでは、時間を気にせず正確に把握する為丁寧に塗っていただいてOKです。
③採寸(課題図に書き込む)
※課題図に寸法を記入する際、CADのような寸法線や矢印まで正確に書く必要はありません。自分が認識できる範囲で簡単に書きましょう。密集するところだけ矢印も記入するなどして、測り直しや書き直しの手間が無いようにしたいです。
④計算問題
⑤作図(部品①)
⑥作図(部品②)
⑦寸法記入
⑧仕上げ記号、幾何公差、風船、溶接記号
⑨検図
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