機械設計技術者試験2級に独学で最短一発合格した勉強方法とおすすめ参考書を紹介します。(※最短とは、受験資格を得てすぐのことです。)
3級同様、過去問ベースの勉強で取得可能です。3級をすんなり受かった方なら、2級もすんなり行けるはず。2級がすんなり行ければ、1級も。
ステップアップしていく方がスムーズですので、3級を取得していない方は3級から受験されることをおすすめします。たまに3級持っていないけどプライドからか2級を何年も受験している人を見ます。まずは3級合格の成功体験を得る方が先決です。「3級」の割に難しいので飛ばしたい気持ちもわかります。
Contents
勉強時間
2級は約400時間勉強しました。
勉強開始は2月頃にパラパラと過去問を眺める程度開始しました。
平日9時から21時まで仕事の毎日でしたので、1日合計で1時間勉強できれば御の字でした。
私が受験した当時の受験資格では、短大/高専系は3級取得者で4年目に受験可能となっていましたので、3級取得後1年待ちが発生しました。
(余談ですがこの間に機械設計技術者試験の運営に携わる機会があり、その際に関わった方々が1級を取得しており、私自身も2級や1級も取得したいと思うようになりました。)
また、2級は技術士一次試験と並行で勉強しました。両方同年に合格することができました。
さらに、10月の中旬から技能検定一級機械プラント製図の実技練習も並行していましたが、こちらは同年度は不合格でした。
技術士一次試験、技能検定の記事も掲載予定ですのでお待ちください。
勉強方法
過去問を10年分解きました。過去問は3年分程度自費で購入しており、残りは会社にあったものを借りました。
過去問を解く流れとしては、当時参考にしていたサイトで応用総合を先に始めるのがおすすめと書いてありましたので、それを参考に応用総合から開始しました。実際にやってみて、そのやり方でよかったと思います。
応用総合は順を追って計算していかなければならず、過去問の解説も長く面くらいましたが、1つひとつ公式や解法パターンを暗記していきました。
この試験全体に言えることかもしれませんが、過去問の解説を見ても理解ができないものは「そういうものだと割り切って覚える」か「一旦諦める」でOKです。
問題数も多く、範囲も広い為全てを完璧に覚えようとするのは効率が悪いです。
なかには過去に一度しか出ていないような形式の厄介な問題があり、そういった問題に長い時間をかけるのはもったいないです。初見では皆解けないだろうと割り切って、過去問でも頻出の問題を確実に解けるようにする方が効率的です。無論、厄介な問題の類題が出題される可能性もありますので、余力があれば解けるようにしておくのがベストです。
科目ごとのポイントとおすすめ参考書
私は基本的に過去問を周回しただけですので、参考書で勉強はほとんどしませんでした。しかし、3級受験時から所持していた物で2級にも役立つ書籍などを紹介したいと思います。
機械設計分野
従来科目である「機構学・要素設計」の名称変更といったところでしょうか。科目改定から、ねじ、リンク、ベルトなどが出題されています。対策としては「機構学・要素設計」までと変わらずで十分かと思います。余弦定理を使う問題であったり、数学の公式を引っかける内容が出題されています。高校までの数学で、過去問の解説で使われているものをカバーできていれば最低限OKかと思います。数学知識まで深追いするときりがないです。
熱・流体分野
名前の通り、熱力学と流体力学がまとまった感じですね。そもそもこの2分野、3級の時からまともに参考書で勉強していませんでした。過去問類題や語句問題が出なければ諦めるつもりでした。その分他が簡単なはずですので。
コメント